Home / 英会話 / かわいらしいコインのあだ名「ルーニー」と「トゥーニー」・ルーニーは硬貨だけでなくカナダドルそのものも意味します

 

ルーニー (あび:鳥)

2ドルをトゥー・ダラーズ(two dollars)と読むのは学校で習います。

会話ではドルをbuckというのでトゥー・バックス(two bucks)というのも、英語に慣れると簡単に覚えられます。

 

カナダでは2ドル硬貨にあだ名があり、トゥーニー(toonie)といいます。

知らないと、レジで「トゥーニーたりない」などと早口でいわれたときに面食らうかもしれません。

 

1ドル硬貨のあだ 名「ルーニー(loonie)」が先にあって(1ドル硬貨に刻まれている鳥loon(アビ:広島県の鳥)に因んでいる)、2ドル硬貨が造られたときに語呂のよいトゥーニーが次いで広まりました。

 

 

トゥーニー (シロクマ)

日本でも「諭吉さん」などという人をたまに見かけますが、「諭吉」には大金をぼかして表現する隠語のニュアンスがあるのに対して、ルーニー・トゥーニーは愛嬌をこめたあだ名であり、隠語ではありません。

円高・円安は、英語では「strong/weak yen」と高い安いではなく強弱で呼ぶのが普通です。

 

新聞やニュースの見出しに「weak loonie」とあれば「カナダドル安」の記事で、loonieはカナダドルそのものも意味します。

円、ユーロ、人民元などさまざまな通貨の呼び名がある中で、もっともかわいらしい呼び名だと思うのは私だけでしょうか。

 

 

オリンピックなどのイベントに合わせて異なるデザインの硬貨が期間限定で造られ、記念硬貨として販売されます。おつりに紛れ込んでいることも多いので、興味のある人は確かめてみるとよいでしょう。

 

中でもオリンピックの開催に合わせて発行される1ドル硬貨は「lucky loonie」という名前がつけられています。

 

これは2002年のソルトレークシティオリンピックの際に、スケートリンク設営のカナダ人スタッフが、アイスホッケーリンクの氷にルーニー硬貨を埋め込んだことから始まっています。

 

このカナダ人は硬貨を埋め込んだことを、アイスホッケーのカナダ代表選手などごく一部のみに伝え、秘密にしました。

 

そして、このオリンピックでカナダは男女ともにアイスホッケーで優勝します。

アイスホッケーはカナダ人が国をかけて応援する種目であり、まして最大のライバル国アメリカで開催のオリンピックとなると、どれほど国民が歓喜したか容易に想像できるでしょう。

優勝ののち、秘密が明かされ、氷に埋められていたコインは取り出され、「ラッキールーニー」として大切に保管されることになりました。

 

ルーニーはただの1ドル硬貨ではなく、国技アイスホッケーで宿敵アメリカを打ち負かすのに貢献してから、カナダの誇りの守り神にまでなっているのです。

 

 

 

余談ですが、同音のloonyは「まぬけ」を意味し、世界中の英語圏ではカナダドル以上に一般的な言葉です。

 

カナダ以外では「ルーニー」という言葉を不用意に使わないようにしましょう。

 

 

 

 

 
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