Home / 大陸横断「カナディアン号」

 

バンクーバー~トロント 4泊5日

 

アメリカ大陸の最長距離列車です。

日本からの旅行者の多くは、バンクーバー~ジャスパー間の1泊2日の利用でしょう。

カナディアン号の時刻表を見るときには、自分の乗る区間が列車が始発駅を出てから何日目なのか、何曜日なのかをよく確認する必要があります。

 

いくつかの切符の種類がありますが、大きく分けると座席車か寝台車かの二択です。

車両は歴史のある古いものなので、日本の新幹線「はやぶさ」のような最新型車両の内装を期待してはいけません。

 

 

値段は上がりますが寝台車の利用がおすすめです。

寝台車の切符は食事込みですが、座席車の客は自分で食料を確保しなければいけません。あらかじめ買い込んで冷たい食事を続けたり(トースターとお湯は使える)、座席車に乗りながら安くない食堂車代を払うくらいなら、寝台車の利用の方がコストパフォーマンスが高いといえます。

 

とはいうものの、寝台車の正規運賃は相当に高いので、express dealのような特別割引か、少なくとも早めの予約で割引切符を購入するのが重要です。

 

 

食堂車の利用だけでなく、寝台車の客には最後尾展望車(パークカー)の利用やコーヒー・ジュースなどの飲料、ワインテイスティングなどのイベント、と様々な特典があるのも良い点です。

 

寝台車には共用のシャワーが各車両についていて、タオル・シャンプー・石鹸は利用客それぞれに個別に用意されています。

私は座席車も寝台車も利用してみましたが、座席車は横になれないことよりもシャワーがないことが予想以上にキツかったです。もし2泊以上乗車するようなら、シャワーが付いている恩恵は大きいのでやはり寝台車がおすすめです。

 

エコノミークラスと呼ばれる座席車の良い点は、なにより値段が安いことと、スペースがそれなりに広いことだ。飛行機のエコノミークラスとは比較にならないゆとりです。

 

 

足回りはかなり余裕があるし、フットレストがついていたり、仮眠がとりやすいようになっています。

車両の一部座席は向かい合わせの4人がけで、この席でフットレストを使うとベッドに近い状況になります。一人旅でこの4人がけを占拠するのはマナー違反ですが。

 

プライバシーはありませんが、乗務員が乗客を把握しているので安全には問題ありません。エコノミークラスはシャワーが気にならないのならおすすめです。

 

値段は航空券同様に時期と空席状況によって変動するので一概にはいえませんが、2014年のある日で、個室寝台はバンクーバー〜ジャスパーで$609、エコノミーはバンクーバー〜ジャスパーで$138.6です。Express Dealのような割引切符をうまく購入すれば、もっと安く利用できます。

 

割引切符を買うのが重要と述べましたが、VIA のホームページを見る際に、”Fares and Offers”->”Special offers”をチェックするのが重要ということです。

残席のバーゲンだったり、期間限定割引(クリスマスセールや、火曜日割引、なんてのもある)だったり変化します。

2014年の”Express Deal”をみるとエコノミーの残席でバンクーバ〜ジャスパーで$98.6でした。個室寝台も半額以下の割引が表示されることがしばしばあります。

 

ドームカーは、エコノミークラス(座席車)・寝台車の両方にある

バンクーバー駅は、ダウンタウンの東側に位置する。駅までのスカイトレイン(地下鉄のようなもの)やバスは安全だが、駅そのものはバンクーバーの中では治安の悪い地域(East Hasting通り沿い)に近いので注意が必要です。

 

バンクーバーの出発は夜8時半ですが、この夜は食堂車は営業しません。早めの夕食を済ませてから駅でチェックインするか、夕食を持参するか。

 

寝台の利用客は出発してすぐにウェルカムドリンクのサービスがあります。

 

食堂車とは別に、軽食やスナックを販売する車両があるので、最低限の食料は出発してからでも確保できます。

食堂車とは別の、軽食を売る車両のメニュー サンドイッチが$5、ジュースが$2 食堂車に比べるとかなり質が落ちる

アルコールも売っている

 

時刻表では停車駅がいくつも記載されていますが、途中駅は予約がなければ停まりません。

 

朝鮮人参の産地カムループスで朝を迎える頃には、両側になだらかな丘陵が広がっていることでしょう。ここから徐々に山は険しく、森は深くなっていきます。

 

カムループスの次に、途中のクリアウォーター(Clear Water)で小休止することが多いのですが、列車に遅れがあるとそんな余裕はなくジャスパーまで走り続けます。雄大な景色というのに、朝寝坊してカムループスでの補給を逃したニコチン中毒者たちには地獄の区間だそうです。

 

ジャスパーからレイクルイーズ・バンフへの道のりは世界中の人々を惹きつけてやみません。ぜひとも途中下車して、カナディアンロッキーをレンタカーか現地ツアーバスで観光することをおすすめします。

ジャスパー駅の中にレンタカーの営業所があるので便利だし、ジャスパーの町は小さいので駅を降りてから宿に移動しツアーバスを利用するのも容易です。

 

 

ジャスパーに着いて地図を見返すと、あらためてカナダの大きさに驚くことでしょう。大陸横断という物差しで測ると、ジャスパーまでの道のりは一部というより一歩というほどの距離にすぎません。

 

この先の大平原こそが、カナダの旅の真骨頂です。翌日も翌々日も、翌々々日も、ひたすらに無人・平坦な穀倉地帯を走ります。単調ではありますが、日本ではお目にかかれない美しい景色です。

 

 

短所:

バンクーバー~トロント間のカナディアン号は、とにかくよく遅れます。

途中駅で待たされるのは苦痛なので、部分的な利用であれば、始発のバンクーバーかトロントから途中駅までの利用がよいと思います。始発から遅れることはそれほど多くありません。

寝台の客はビジネスラウンジを使用できるので、待ち時間が長くても苦痛は軽減されるでしょうが、きちんとしたラウンジがあるのは、バンクーバー・トロント・ウィニペグのような主要駅に限られます。

 
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