バンクーバー〜ビクトリア間の移動には、
①直通バス
②公共バス(バス+フェリー+バスの乗り継ぎ)←最安
③水上飛行機
④現地ツアー
⑤車(レンタカー)
といった選択肢があります。
ここでは③の水上飛行機について紹介します。
水上飛行機(英語では海+飛行機=Seaplaneといいます)の特徴を述べると、
長所
・なんといっても速い。
・乗り場が街の中心にあり、移動前後の観光にもとても便利
・眺めがよい。(もとの場所に戻る遊覧飛行にも使われる)
・日本にはない体験(日本ではごく一部の遊覧飛行のみ) スリルもある
短所
・高い料金(効率の良さを考えると、割高ではない)
・小型飛行機が苦手な人には怖いかも
速くて便利
飛行時間は約 30分で、フェリーを加えて片道約4時間の陸路とは比較にならない速さです。しかも乗り場はバンクーバー・ビクトリアともに街のど真ん中にあります。
バンクーバーの乗り場はコールハーバーにある私のおすすめレストラン「カクタスクラブ」の裏で、カナダプレイスからもすぐです。
ビクトリアの乗り場はインナーハーバーで、エンプレスホテルが目の前です。
時間の制約された旅行の場合、片道だけでも水上飛行機を利用することで大幅にスケジュールがたてやすくなります。
眺望が抜群
地上からでも景色がいいバンクーバー・ビクトリアを、空から眺めるのです。絶景なことは容易に想像できると思います。
海を飛び立ち、市街地のビルを飛び越え、海を渡り、雪山を眺めたあとに、海上に着水。
眺めが良いので、もとの場所に戻る遊覧飛行としても使われています。通常の飛行機とはまったく異なる景色は、良い思い出になること間違いありません。
日本ではできない体験
最近になって瀬戸内で水上飛行機を使った遊覧飛行が始まったものの、日本では水上飛行機を見ることはほとんどできません。まして、移動手段としては日本では皆無です。お台場で水上バスに乗るような感覚で、飛行機に乗り込むことになるのですが、とても新鮮な体験です。
難をいえば、小型なので機内は狭いです。
揺れやエンジン音も大きめなので、スリルを感じることもしばしばです。
強風や波が高いとき、夜間には運行できない、など天候の影響を受けることが弱点としてあげられるでしょう。
(バス・フェリーが運休することは、全くといってよいほど、ない)
重いスーツケースには追加料金が発生することも注意点です。
高い料金
片道約$100〜$240。空席状況によって料金に幅があります。早く予約したほうが安い傾向にありますが、それでも他の交通手段より高いことは間違いありません。
ただし、遊覧飛行も兼ねた眺めの良さ、移動時間短縮による効率は、料金に見合うかそれ以上の価値があるように思われます。
水上飛行機を組み入れた現地ツアーも
バンクーバーからビクトリアへの観光は、できればビクトリアで宿泊してゆっくり見て回ることをおすすめします。日帰り旅行をする方も多く、特に日照時間の長い夏は日帰りでもかなり満足のいく観光ができます。
効率よく回るには現地ツアーの利用がおすすめですが、中でも「水上飛行機に乗るビクトリアとブッチャートガーデン1日観光 <日本語ガイド/バンクーバー発>は水上飛行機も含まれているコースで特に印象的な旅になるでしょう。
Share this page